どうしてそうなの? #ダンナの火遊び
12月中旬になり、いよいよ本格的な冬。
暖房器具が活躍する時期になってきた。
最近は、加湿機能付きの暖房器具や、
床暖房をとりつけた住宅など、
便利な暖房設備が、出回っている。
主婦にとっては、「経済的」「手軽」
「安全」「手入れが簡単」と
うたった暖房器具が、ありがたい。
子供が小さい時は、安全性を考えて、
オイルヒーターを愛用していた。
部屋が乾燥しすぎず、
部屋全体が暖かくなり、
とても重宝していた。
あれから、10年以上経ち、
現在の我家の暖房器具の主流と言えば・・・。
「薪ストーブ」
これは、
「キャンプで焚火をやりたい」病
に取りつかれている
「火遊び大好きダンナ」が、
家の中でも、火で遊ぶために、狭い玄関に、
むりやり設置した薪ストーブ。
本格的な暖炉、薪ストーブをとりつける場所も
費用もないので、DIY好きなダンナが、
長男に調達させたペール缶*1で
作ったもの。
(燃料は、近所からもらった廃材や、
剪定した木を使用するので、
燃料費はタダ。)
火遊び好きなダンナが作ったものは
これだけではない。
それは、「火鉢」である。
知り合いから譲ってもらった、
本当の火鉢もあるのに、
我家には、手作り火鉢が、
全部で、5個もある。
それぞれ、ダンナなりに、
デザインにこだわりがあるらしい。
当然、薪ストーブも火鉢も、
スイッチ1つではつかない。
朝の忙しい時には、
これらに火なんかつけてられない。
まったく、主婦のニーズである
「手軽」「安全」
「手入れが簡単」と
逆行するものである。
食堂のテーブルの上に置かれると
正直、邪魔だと感じることもある。
ダンナは、毎年、これらの薪ストーブ、
火鉢を、早く使いたくて、
ちょっとでも気温が下がってくると、
「寒くない?火を焚こうか?」と
何度も聞いてくる。
あまりにうるさいので、
まだ早いかなと思いつつも、
「寒くなってきたから、そろそろ
つけてもいいかもね」
というと、ダンナは、いそいそと
薪をくべて、火をつける。
そのうち、玄関の真上にある2階の部屋から、
次男が降りてきて
「まだ、ストーブは早い!俺の部屋、
ストーブの熱が床から伝わってきて、
蒸し風呂みたいで、熱いわ!」と
苦情が!(笑)
暖房器具としては、いまいち、
不便な火鉢たちではあるが、
文句を言いながらも、数年間、
火鉢のある暮らしをしているのは、
それなりに、いいこともあるから。
時にはウィンナーなどを焼いて
食べる楽しみは、手放せない。
ちなみに、義父母たちの部屋には、
ホットカーペットと、
石油ストーブがあるので、
普段は、義父母は、ダンナのストーブや
火鉢には、興味をもっていないが
(かえって、玄関のストーブは、
ちょっと邪魔そうにしているが)
11月過ぎになると、ちょこちょこ、
銀杏を仕入れて、
食堂においていく。
そこは、認めているのね・・・。
あと、この火鉢・薪ストーブ生活をしていて、
1つだけ危惧していることがある。
息子たちは、高校生以降になってから、
この生活になったので、
手作り薪ストーブや、火鉢で暖をとるのは、
友達の家とは違うということを理解しているが、
(そして、そんな生活している親を、
やや冷ややかな目で見ているが)
娘は、物心ついたときには、すでにこの生活。
彼女の「常識」が、
お友達の「常識」と
ずれていそうで、
ひじょ~に、心配。
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じつは・・・。
ダンナは、玄関だけでは物足りず、
薪ストーブを、もう1個設置した。
彼は、「ストーブエンジニア」になりたいのか?
「火鉢デザイナー」になりたいのか?
謎だ・・・。
*1:潤滑油や塗料、溶剤などの液体を入れて運搬・貯蔵に用いられる缶